入院したときの傷病手当金の利用

うっかりでもらえないことを防ぎたいですよね。

傷病手当金って

病気で入院してしまったときに、生活費をどうしたらいいのか相談されました。

本人がサラリーパーソンで、健康保険協会又は健康保険組合の健康保険被保険者である場合は、傷病手当金が利用できます。

傷病手当金は、病気やけがで休業中の、被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度です。

このため、病気やけがのために会社を休み、会社から給与などが受けられない場合に支払われます。

もちろん、返済は不要です。税金もかかりません。

支給される期間は、同一の傷病について、支給を開始した日から通算して1年6ヵ月となります。

 

注意すること

退職したときなど健康保険を任意継続している被保険者は、対象となりません。

ほかには、退職後も傷病手当金を貰い続ける場合、失業手当は重複してもらうことができません。

また、申請にあたっては、会社から証明をもらう必要があります。

しかし、様々な理由でもらうことができないこともあります。

会社は、健康保険法施行規則33条により、正当な理由なしに保険給付に関する証明を拒むことは許されないことになっています。

そんなときは、健康保険の協会けんぽ、健康組合などに相談してみましょう。

ただ会社の証明がどうしても取れない場合は、そのまま証明なしで提出することはやむを得ないとされていますので安心してください。

退職しても

もし職場に復帰することが難しく、退職することになった場合でも

  • 退職日までに、継続して1年以上の被保険者期間 があること。
  • 資格喪失時に、傷病手当金を受けているか、または受ける条件を満たしていること。

の2点を満たしている場合には、引き続き残りの期間について、傷病手当金を受けることができます。

この受ける条件とは

  • 退職日まで傷病手当金をもらっている。
  • 退職日まで、傷病手当金以上の額以上の給与が支払われていたために、傷病手当金が停止していた。
  • 退職日に出産手当金をもらっていたために、傷病手当金がストップしていた。
  • 退職日に有給休暇をとっていた。

が対象となります。

このため、引き継ぎをと、退職日に出勤したときは、継続給付を受ける条件を満たさないため、傷病手当金はもらえなくなってしまうのでご注意ください。

FP相談

Posted by 浅田昌範