社会保険労務士って
何するひとですか?
社会保険労務士って
社会保険労務士って、何をしてくれるの?よく質問されます。
税理士は税務署を、社会保険労務士は労基署・年金事務所・ハローワークと答えています。
厚生労働省の管轄分野です。
労働分野を専門とする弁護士との違いでは、消防署と消防団の関係と答えています。
建物が燃えていたら消防署ですが、防火活動は消防団が行います。
トラブルが起こる前に、人事や労務の体制を強化する。そして、持続可能な組織に成長させることをお手伝いしています。
イメージしやすくなったでしょうか。
業務を独占できること
社会保険労務士は、国家資格であり、業務独占があります。
資格がなければ
代わって業務を行うこと
社会保険労務士と名乗ること
が禁止されます。
担当する法律は、厚生労働省が所管するものとなります。
- 労働基準法
- 労災保険法
- 労働安全衛生法
- 雇用保険法
- 健康保険法
- 国民年金法
- 厚生年金保険法
- 労働契約法
- 高齢者等雇用安定法
- 男女雇用機会均等法
- 育児・介護休業法
- 介護保険法 等
といったように業務範囲は、幅広いです。
依頼されること
社会保険労務士は、企業や個人から業務を依頼されます。
企業からは
- 労務に関する相談
- 労働トラブル、労務リスク対策の相談
- 就業規則、雇用契約書等の作成
- 労働災害、通勤災害の手続き
- 傷病、出産、死亡等社会保険の手続き
- 雇用保険の手続き
- 賃金や退職金、企業年金制度の相談
- 各種助成金の相談、申請
- 給与計算
- メンタルヘルス対策
- 社員研修、社員教育
個人からは
- 年金の相談、申請代行
- 労働問題の相談、紛争の代理
といったものがあります。
このため、社会保険労務士も長くなると、得意とする分野ができていきます。