成年後見制度を利用するには
成年後見制度を利用するときのポイントです。
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成年後見を利用する
法定後見制度を利用することで
- 後見
- 保佐
- 補助
の3つの支援を受けることができます。
成年後見人等(成年後見人・保佐人・補助人)は、家庭裁判所によって選出されます。
成年後見人等は、本人の利益を考え
- 本人を代理して契約などの法律行為をする
- 本人が自分で法律行為をするときに同意を与える
- 本人が同意を得ないで行った不利益な法律行為を後から取り消したりする
といったことができます。
このため、本人を保護したり、支援することができます。
この成年後見制度を利用することで、本人の財産の管理など安心できる部分はあります。
しかし、利用はほぼ、一生涯利用し続けなければならないという点もあります。
料金は
成年後見人等にかかる費用は
- 申立のときにかかる費用
- 毎月支払う報酬
が発生します。
申立にかかる費用は、申請手数料や医師による鑑定費用、公的書類の取得費用などがあります。
毎月支払う報酬は、家庭裁判所が決定した額となります。資産などにもとづいて決まります。
手続きは
成年後見制度を利用したい場合は
- 市町村の高齢者福祉の窓口
- 社会福祉協議会
- 地域包括支援センター
- 成年後見を業務とする専門家やNPO
があります。
まずは相談しやすいところから聞いてみることをおすすめします。
制度の利用開始までには、3~5ヶ月ほどの期間がかかることを見込んでおくことが必要となります。