同一労働同一賃金。言葉は聞いたけれど。

同じ仕事をしているのに待遇が違うことあります。

同一労働同一賃金って

待遇をホワイトにしようと尽力されている社長から最近どうなのと聞かれました。

国が推進する働き方改革の一つである「同一労働同一賃金」は、主には「パートタイム・有期雇用労働法」を遵守することによって達成されます。

このパートタイム・有期雇用労働法は、2021年4月1日から、すべての企業が対象となっています。

同一労働同一賃金を導入することで、同じ企業で働く正社員と非正規・パート・派遣労働者との間で、不合理な待遇がないようにすることを目指すものです。

 

行政の指導は?

令和3年パートタイム・有期雇用労働者総合実態調査結果によると、2022年10月1日時点で

  • 見直しを行った 28.5%
  • もともと待遇差はない 28.2%
  • 見直しは特にしていない 36%

となっています。

この結果を受けて、今後は法規制の徹底を図る体制になるようです。

これまでは、都道府県労働局による助言・指導となっていましたが、今後は、労働基準監督署も連携して、対象企業を選定することになりました。

 

導入をすすめるには

厚生労働省には、専用のWEBサイトが用意され、パートタイム・有期雇用労働法等対応状況チェックツールなども提供されています。

  • 待遇差があるかどうかを確認する
  • 職務内容を明確にする
  • 待遇の違いについて理由を説明できるか検討する

といったポイントに気をつけながら対応することをおすすめします。

社労士相談

Posted by 浅田昌範