サラリーパーソンの住民税
一括徴収されるとびっくりします。
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退職すると
住民税は、去年1年間(1月1日から12月31日まで)に入ってきた収入をもとに計算されます。
サラリーパーソンだと、通常給料から天引きされています。
この住民税は、その年度(4月から3月)に支払う額を、6月の給料から翌年の5月の給料に分けて支払っています。
しかし、退職すると天引きできなくなるため、基本的にはじぶんで納付することとなります。
納付書払いになると、年4回のタイミングに合わせた支払い額になってしまうため、1回あたりの支払い額が多くなります。
一括徴収と天引き再開
ただし、1月から4月の間に退職した場合は、スムーズに税金を集めるため、納付書ではなく、退職する月の給料で、会社のほうで住民税を一括で徴収する仕組みとなっています。
このため、退職する月は、いきなり貰える額が減るので注意が必要です。
また、6月から12月の間で退職となった場合は、後日、市町村から送られてくる納付書で支払うことになりますが、1カ月分ずつ支払うといったことができません。
別の会社に就職した場合で、毎月の給料から、ならして天引きにしてもらいたい場合は、会社の総務に相談してみてください。
納付書の支払う期限までに相談すれば、手続きが間に合うかもしれません。その場合、納付書で払う必要はなくなります。
翌年からの分
もし納付書で住民税を支払ったとしても、別の会社で働いていると、6月からは、自動的に給料天引きによる住民税の支払いが再開となります。
本人が特段の手続きをすることなく行われているので、この仕組みを考えた人はすごいと思います。
その一方で、会社の総務は、税金を集めるための多大な協力をしているんですね。