サラリーパーソンの住民税

2022年10月8日

一括徴収されるとびっくりします。

退職すると

住民税は、去年1年間(1月1日から12月31日まで)に入ってきた収入をもとに計算されます。

サラリーパーソンだと、通常給料から天引きされています。

この住民税は、その年度(4月から3月)に支払う額を、6月の給料から翌年の5月の給料に分けて支払っています。

しかし、退職すると天引きできなくなるため、基本的にはじぶんで納付することとなります。

納付書払いになると、年4回のタイミングに合わせた支払い額になってしまうため、1回あたりの支払い額が多くなります。

一括徴収と天引き再開

ただし、1月から4月の間に退職した場合は、スムーズに税金を集めるため、納付書ではなく、退職する月の給料で、会社のほうで住民税を一括で徴収する仕組みとなっています。

このため、退職する月は、いきなり貰える額が減るので注意が必要です。

また、6月から12月の間で退職となった場合は、後日、市町村から送られてくる納付書で支払うことになりますが、1カ月分ずつ支払うといったことができません。

別の会社に就職した場合で、毎月の給料から、ならして天引きにしてもらいたい場合は、会社の総務に相談してみてください。

納付書の支払う期限までに相談すれば、手続きが間に合うかもしれません。その場合、納付書で払う必要はなくなります。

翌年からの分

もし納付書で住民税を支払ったとしても、別の会社で働いていると、6月からは、自動的に給料天引きによる住民税の支払いが再開となります。

本人が特段の手続きをすることなく行われているので、この仕組みを考えた人はすごいと思います。

その一方で、会社の総務は、税金を集めるための多大な協力をしているんですね。

お仕事から

Posted by 浅田昌範