高額介護サービス費って

一定の金額までの負担したら払い戻される制度です。

仕組み

介護認定を受け、介護サービスの利用を開始すると、毎月利用料を支払うことになります。

収入に応じて、1割から3割が自己負担となります。

この利用料の合計額が、一定の金額を超えると負担が軽減される制度があります。

それが高額介護サービス費です。

医療費にも高額療養費という同じような制度があります。

この高額介護サービス費は、一度介護サービスの利用料をそれぞれのサービス提供会社に支払い、その後、超えた金額が、市町村から支払われます。

また、高額介護サービス費として支払われる区分は、収入に応じて6段階に分かれています。

個人の収入だけで判定される区分と、住民票が同じ人の全員の収入で判定される区分があります。

対象となる費用

高額介護サービス費として対象となるものは、介護保険の居宅サービス、施設サービスの利用料となります。

このため、高額介護サービス費としては

  • 介護保険を利用し購入した福祉用具の自己負担分
  • 介護保険を利用し住宅改修した自己負担分
  • 介護保険施設の食費、居住費

といったものは対象となりません。

申請は

高額介護サービス費で支払いを受けるには、市町村から送られてくる申請書を出す必要があります。

初めて該当となったときに送られてきますので、対象とならない場合は来ません。

また、2回目以降は、初回に申請した銀行口座へ自動で振り込まれますので、申請する必要はありません。

なお、申請できる期限になるまで2年あるので、気になれば市町村に確認してみてはいかがでしょうか。

介護保険

Posted by 浅田昌範