親の介護で休みを取るには
備えることは難しいです。
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突然やってくる
2021年10月1日現在の日本の人口は1億2550万人。
そのうち65歳以上は、3621万人で高齢化率は28.9%です。
また75歳以上は、1867万人で14.9%を占めています。
このような状況であれば、誰にでも親の介護が必要となり、休みを取る必要が出てきます。
産休・育休と異なり、事前に準備することも出来ないためその日は突然やってきます。
対応するための制度
どうやって親の介護の時間を確保すればいいのか。
国も持続可能な社会をつくるために、育児・介護休業法を用意しており、必要に応じて休むことができます。
育児・介護休業法では
- 介護休業
- 介護休暇
という制度を作っています。
介護休業は、連続したひとまとまりの期間の休業を3回まで、日数の合計が93日まで取ることができます。
もう一方の介護休暇は、年に5日まで、1日単位又は時間単位で休暇を取得することができます。
この制度を活用することで、仕事を続け、時間を確保してみてはいかがでしょうか。
手続きは
制度を利用するためには、従業員は、会社に対して書面などで申し出が必要となります。
特に介護休業については、休業を開始する予定日の2週間前までに、伝えておく必要があります。
一方会社は、介護休業・介護休暇の申請があったときは、原則拒否できません。
また、介護休業・休暇の利用によって、解雇等を行うこと、勤務しなかった日数を超えて賃金を減らしたり、賞与・昇給等で不利益なな取扱いをすることも禁止されています。
よりよい会社をつくるために社内の体制づくりをしておくことが必要です。