自転車に乗るときの責任と保険
速度が出る自転車もあります。
自転車に乗るときの責任
行動範囲を広げてくれる自転車。
交通ルールも自動車などと比べ緩やかで、とても便利な乗り物です。
シェアサイクルも各地に拡がっていて、日常や旅行で訪れたときなどいろいろな場面で助かります。
そんな自転車ですが、自転車で事故を起こしてしまい、加害者となって高額な賠償となる事例が目立つようになってきました。
そこで、近年自転車損害賠償責任保険への加入が、各地で条例で義務化されてきています。
2022年4月現在で
- 義務化されているのが、30都府県
- 努力義務とされているのが、9道県
となっています。
相手への保険
条例で求められているのは、自転車損害賠償責任保険等への加入となっています。
この保険を用意するにあたり、自転車専用の保険である必要はありません。
一般的には「個人賠償責任保険」に加入することで、日常生活の中で第三者に対してケガをさせたり、人の物を破損させてしまった際に、法律上の損害賠償義務をカバーすることができます。
個人賠償責任保険という名称で、この保険のみを単体で販売している保険会社はあまりありません。
多くが火災保険・自動車保険・傷害保険など、個人を対象とした保険に、オプションとしてつけることができます。
この場合、保険料も1カ月数百円といった料金です。
またクレジットカードのオプションとして加入できる個人賠償責任保険もあります。
この個人賠償責任保険は、家族のだれかが加入していることで補償の対象となります。
じぶんへの保険
一方で、自転車に乗っていたじぶんが、ケガしたときなどに使えるのが傷害保険となります。
傷害保険であれば、自転車のケガだけに限られておらず、例えばスポーツの際にケガをしたり、自宅で階段から落ちてケガをした際も対象となります。
また、自動車保険の人身傷害保険も、オプションによって補償の対象とすることができます。