いろんな考えがある

日本語の解釈って難しいですね。

通達だと

法律通りに運用しているつもりでも、人によって読み解き方が違うことがあります。

今回もそんな事例で相談を受けました。

通達とは、行政の内部で作成・発出される文書です。

判例においては「上級行政機関が、関係下級行政機関におよび職員に対してその職務権限の行使を指揮し、職務に関して命令するために発するもの」という位置づけになります。

わたしたちの仕事も、この通達に沿ってアドバイスを行いますが、なぜか行政の内部同士で異なる考えになったりします。

 

解釈が異なる

まず同じ文章をじぶんで読んだうえで、行政の方と意見が同じであればすっきりと回答できます。

しかし、じぶんの考えと違った場合は、受け入れられる考えであれば、そのまま従いますが、えっそうなの?と困惑することも実際にはあります。

そんなときには、別の行政機関に確認をとることになります。

すると、じぶんと同じ考えだったりすることもあり、行政の中で見解が分かれてしまうこともあります。

 

結局

行政の内部で見解が分かれるようなものは、裁判をやらないと白黒つかない部分となります。

そこまで対応しきれないため、結局のところ

  • 経過を残す
  • どうしてこちらの考えになったのかを説明できるようにしておく

といったことになります。

日本語の解釈をめぐって感情論が入るとほんとうに難しくなります。

社労士相談

Posted by 浅田昌範