給与のデジタル払いが準備されています
給与がpayの口座に直接チャージされるようになります。
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賃金支払い5原則
給与は労働基準法で支払うルールが決められています。
ルールは
- 通貨で支払うこと
- 直接労働者に支払うこと
- 全額を支払うこと
- 毎月1回以上支払うこと
- 一定の期日を定めて支払うこと
と定められています。
この賃金の支払いにあたっては、これまでも銀行口座への振込、一定の要件を満たす証券総合口座への払込は認められています。
ここに、デジタル払いが選べるように検討が続いています。
デジタル払い
2022年9月13日開催の第178回労働政策審議会労働条件分科会において、資金移動業者の口座への賃金支払について議論されました。
給与のデジタル払いでは、厚生労働大臣が指定する資金移動業者の口座ということになりそうです。
また、デジタル口座の残高は、上限を100万円以下となるように設定されます。
見通し
委員から一定の理解を得られたとのことで、年度内に必要な省令改正が行われ、2023年の春には、解禁となる方向性で進んでいるようです。
最近はスマートフォンだけでキャッシュレス決済できる環境となりました。
また口座から現金を引き出すのに、並んだり、手数料を支払うということも不便さを感じます。
生活費のデジタル払いは需要が多くなりそうです。